『はるくんとるいちゃん はじめてのパンケーキ』(婦人之友社)の見所

5月に出した
『はるくんとるいちゃん はじめてのパンケーキ』
さく舘野鏡子・え松本春野(婦人之友社)について、すっかり書く機会を逃していたので、書きます。

この絵本は、子どもだけでお料理にチャレンジ!をテーマにしています。
巻末には、イラストたっぷりのレシピも掲載しています。

ある日、はるくんとるいちゃんがパンケーキを作ろうと、冷蔵庫を開けると、たまごの王様が飛び出してきて……!

料理家の舘野さんが書いてくださった楽しい展開に、我が子も大喜び。
妹のるいちゃんのキャラが立っています(笑)
楽しくお腹が減る絵本になっています。

今回、私が絵の中で意識して描いたのは、「子どもたち」はもちろん、「おとうさん」と「おかあさん」です。

おかあさんは仕事に出かけて、おとうさんと子どもたちがお留守番です。
お仕事に出かけるおかあさんは、いきいきと出かけて行きます。
一方、お留守番のおとうさんは、ただ待っているだけではなく、育児と家事をして時間を過ごします。
パンケーキ作りに挑戦する子どもたちも含め、
みんな、家庭を回すため、仕事や家事をするチームの一員として、1日を過ごしているのが視覚から自然に入って行ったらいいなぁと思って描きました。

絵本の中から、こうであってほしい「当たり前の風景」を発信してみました。