みんなのねがい『こどものじかん』連載終了。一年休んで再来年に戻ってきます!

みんなのねがい『こどものじかん』連載終了です。
障害をもった子どもたちの詩にささやかな絵をつけさせて頂くという、大好きな大好きな仕事でした。
最後の号は、長年お世話になった担当編集者さんが、
春野さんにはこの詩!といって選んでくれた竹内沙良(たけうちさら)ちゃんの「春見つけ」という詩。
はたけにいきました。
さとう先生は、くわでほっていました。
竹内沙良はくさひきをしました。
そのときつくしをみつけました。
てんとうむしもみつけました。
たんぽぽもみつけました。
かぜがふきよったけんど、あたたかくなりました。
そろそろ、はるがちかづいています。
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4年間、毎年何かしらの連載を持たせて下さっていた障害を持った子どもから大人、そしてその周りの人たちへ向けて作られている雑誌『みんなのねがい』。

平成24年度は「こどものじかん」というページで特別支援学校に通うさまざまな障害を持った子どもたちの詩に絵をつける連載。
その連載の最後の号が刊行されました。
大きな出版社から出ているわけでもなく、資金が豊富にある雑誌でもありません。
ほとんどは白黒、カラーページはたったの4ページ。
そのカラーの中の1ページに私の絵を大きく載せて下さっていたこと、本当にうれしく、ありがたかったです。
子どもたちの溢れんばかりの感受性がぎっしり詰まった言葉から一年間、12枚の絵を描けた事はとても大切な思い出となりました。
器用に、とはいかないけれど、優しさがいっぱいで、素直。ときにユーモラスな表現で大笑いさせてくれる素敵な詩に、元気をもらい、多くの事を学ばされました。
私の仕事は、そんな小さな天才詩人たちに支えられていました。
大好きな「みんなのねがい」から、「また25年度も」といううれしいオファー。
生意気ながら多忙につき、この光栄なお申し出をお断りしてしまったところ、
「じゃ、再来年の連載を一番に予約していいですか?」と涙がでるようなうれしい言葉をかけて下さいました。
こんな風に声をかけてくださる編集部とは、縁なんて絶対に切れません!
二つ返事で承諾。
26年度にも「こどものじかん」が復活したらどんなにうれしいことか。
「こどものじかん」でなくても、きっと素敵なコーナーが新設されるにちがいない!そんな風に今から楽しみにしています。
この4年間、本当にお世話になりました!