安野光雅美術館をめざした津和野旅行

島根県津和野町にある安野光雅美術館に行ってきました。

安野光雅さんの絵の良さが伝わるブログ発見しました。ぜひご一読を!

安野光雅さんと津和野を紹介したページも発見!こっちもどうぞ!

高校時代からの心許せる友人で、同じくイラストレーターをしている白尾可奈子とのふたり旅。
東京からは少々行きにくい場所ではありますが、その長ーい道中も、おしゃべりや昼寝に思う存分使えるということが、何より贅沢で、幸せでした。

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元、学校の先生だった安野さんの美術館には教室があります。
サイン会は教室で、というのが安野流。
一人ひとり、席についたファンを、教卓に立った安野先生が名前を呼んでくれるそうです。
そして教卓でサインを書いて渡してくれるのだそう。
たまに黒板で授業をしてくれることもあるのだとか。

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現役88歳のバリバリの絵描きであり、文筆家の安野さん。
日々、スカイプで美術館と連絡をとり、年間150枚ほどの新作と、本の出版を今でもしているのだそう。

数学や科学、天文への造詣が深い安野さんの絵本には、摩訶不思議で楽しいことがたくさん詰まっています。

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この美術館には、そんな安野さんの特徴を活かしたプラネタリウムがあります。
天井に映し出される安野さんの描いた津和野の風景、そして日が沈めば美しい星空が一面に広がります。優しく素朴な安野ナレーションがまたいいです。普通のナレーションとはだいぶ違います(笑)
星の話や地球の話、昔話を交えながら、大切なことを、温かい声のおじいさんが耳元で教えてくれたような、そんなうれしい時間でした。

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私が訪れた津和野は、雪がぱらつく趣きのある風景でしたが、夏は夏で、ホタルがびっくりするくらいたくさんいて、息を飲むほど美しいんだとか。
この津和野旅行で出会った安野光雅美術館の副館長さんはじめ、職員の方々、そしてタクシーの運転手さんは、自分たちの町に誇りを持って背筋を伸ばして生きている、自然体で素敵な方たちでした。
頭は柔らかいし、パソコンを駆使して、脳も心も技術も常にアップデートしているという印象を受けました。
学ぶことが多すぎました。またおしゃべりしに行きたいです。
畳敷きの珍しい津和野カトリック教会や、森鴎外記念館、鴎外が幼少期に暮らしていた家など、時間がなくて行けなかったところがたくさんあるので、絶対にまた行こうと思います。
久しぶりの友達との旅行は、新たに出会った方たちのおかげで、楽しさが二倍三倍にも膨れ上がりました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました!

〈おまけ〉
山口県の萩にも行きました。ぷらぷら歩いていたら、古民家と洋館が一緒になった素敵なカフェがあったので、ゆったりお茶しました。
あとは、若手作家さんを一生懸命応援していて(大御所のものもありました)、丁寧に焼き物について教えてくれた親切で素敵なお店があったので紹介します。
来年はNHKの大河ドラマが萩の吉田松陰ということで、視てみようと思いました。
歴史勉強不足で、萩満喫できず。。。

カフェ 俥宿 天十平
萩焼 JIBITA