【松本春野講演報告】第37回彦根市男女参画共同フォーラム のびのび、ジブンらしく〜やさしい絵本の世界から〜

3/12(日)は、滋賀県彦根市で
第37回彦根市男女参画共同フォーラム 『のびのび、ジブンらしく 〜やさしい絵本の世界から〜』というテーマで講演、その後、滋賀県彦根市の和田裕行市長とトークセッションさせていただきました。

ひこにゃんや彦根城でも知られいている彦根市は、パートナーシップ制度を導入するなど、多様性を大切にしていこうと取り組んでいる素敵な街です!

女性が自分らしく生きづらかった時代に生を受け、青春時代を戦争下で過ごした祖母いわさきちひろの人生と絵をたどりながら、「のびのび、ジブンらしく」をちひろが戦後どう模索し獲得していったかをお話ししました。そして、そこから繋がる私の絵本制作についてもしっかり話してきました。

  ★パートナーシップ制度
戸籍上の性別にとらわれず、一方または双方が性的マイノリティである二人が、日常生活においてお互いを人生のパートナーとして、相互に責任を持って協力し合い、継続的に共同生活を行っている、または継続的に共同生活を行う約束をした関係であることを宣誓した事実に対して、市が証明する制度です。  また、この制度は婚姻制度とは異なり、法的な権利や義務の付与を伴うものではありませんが、宣誓された二人のパートナーとしての思いを尊重し、市として応援するものです。

会場には、私の絵が至る所にありました!嬉しい!
職業も年齢も異なる有志の実行委員の方々が、熱い思いで講演会を企画し実現して下さいました。
実行委員による、私の絵本紹介コーナーにも感激。一人一人が絵本を選んでくださり、おすすめ書評を書いてくださっているではないですか!
書店さんもびっくりの紹介コーナーでした。
しかも、嬉しいのは、来場者の方々が皆様じっくり紹介コーナーを楽しんで下さっていたこと。
本当にありがとうございました(感涙!)

到着してすぐに、「のびのび、ジブンらしく」のサインお絵描き。娘が大活躍。
その後、娘は来場者のお子さんたちと共に託児で絵本を作ったそうです♪
さすが、男女共同参画フォーラム!休日に働く親へ、そして自分の学びのために時間を使う親たちへのサポート、完璧です。
講演にも手話通訳がつき、多様な人々が集ることができる場にしてくださっていました。

パワーと優しい熱意のある実行委員の方々、またご来場くださった皆さま、そして、たくさん私の絵本を用意してくださっていた書店さん、ご多忙な中いらしてくださった和田市長、本当にありがとうございました。
「多様性を認め合う社会は生きやすい社会。それこそが人口増へと繋がる道」と和田市長。私もそう思います。