【松本春野原講演視聴情報】「絵本で伝える大震災」東日本大震災・原子力災害伝承館

※11/3の伝承館でのトークイベントは、下記の配信動画で全編ご視聴いただけます。ご興味ある方はぜひご覧ください。

福島県双葉町にある、東日本大震災・原子力災害伝承館にて、「絵本から学ぶ 子どもに伝える大震災」という企画展にて、自著の、震災の語り部のエピソードから生まれた絵本※『ぼくのうまれたところ、ふくしま』(福島民友)の原画全点と私のインタビュー映像が展示されました。
こちらの企画展では、震災後出版された震災の絵本140冊近くが自由に手に取れるようになっており、私の作品の他には、さわだまりさんが絵を描かれた絵本『失われたバラ園』の原画も全点展示となっていました。

※絵本『ぼくのうまれたところ、ふくしま』価格1650円。絵本は県内各書店や福島民友新聞社本社、福島民友新聞販売店、東日本大震災・原子力災害伝承館で販売中。問い合わせは福島民友新聞社営業局企画推進部(電話024・523・1459、平日午前10時~午後5時)

その企画展の一環で、トークイベントも11/3に行いました。
福島大うつくしまふくしま未来支援センターの本多環特任教授が進行役になり、私と『失われたバラ園』の文章を書かれたはかたたんさんで絵本を通した震災伝承についてお話ししました。
ドキュメンタリーや子ども番組の演出なども手掛けているはかたさんは「絵本は映像とは違い、親が子どもを膝の上に乗せて読むと、親の体温や声の響きが子どもに伝わるのがいいところ。そこから親子の会話も発生する」とおっしゃっていたのが印象的でした。経験豊富なはかたさんのお話は、広がりがあって、堅苦しくなりそうなイベントをぐっと豊かにしてくださいました。
本多先生の優しいお気遣いが端々に溢れた進行にも大変助けられました。

伝承館は、心理的にも物理的にも、覚悟を決めてからでないと来られないようなところだったかと思いますが、たくさんの方がご来場くださり、また、感想や質問もいただけて、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20211104-665634.php11/4
福島民友新聞