昨日は最後の「男はつらいよ 寅さんDVDマガジン」(講談社)での山田洋次監督の書き下ろし小説へのイラストを送りました!
隔週での50回連載が終了!!
最後の方、原稿が遅くて冷汗ダラダラだったけど、毎回手元に届くたび小説の面白さに唸って冷汗も忘れてしまう。
寅さんの子ども時代を書いた小説でした。
笑いあり涙あり、初の小説とは思えないテンポの良さやぐっとくる山場にはいつも驚かされてばかり。
編集者を除けば最初の読者。
できたてホヤホヤの小説を読みながら寅の子ども時代を作り上げるお手伝いをできたこと、本当に幸せに思います。
ありがとうございました!
この仕事のおかげで我が家に映画の寅さんが全作DVDで揃いました。
昔はせっかく映画を観るなら外国のしゃれた空気を感じたい!と腹巻き寅には見向きもしませんでしたが、大人になって改めて寅さんに出会い、たくさんの人々に愛される理由が初めてわかりました。
こんなにおもしろかったのか!と観るたびに感動しています。
あの寡黙な監督から寅さんの台詞がわいてくるんだからこれももうビックリ。
渥美さんが亡くなってからも監督はことあるごとに「渥美さんだったらきっとこう言うよ」と話してくれます。
「渥美さんを思うといくらでも話が浮かんでくるんだ」とも。
渥美清さんという生粋の寅さんと心優しい真面目な山田監督が出会って生まれた最高の物語、
観た事ない方はこの機会にぜひお試しを!