母とトークショー&サイン会します。in三重県伊勢市

三重県伊勢市にある「絵本と童話の店 みやがわ書店」さんの主催で、伊勢シティホテル2Fにて、私の母松本由理子とトークショー&サイン会をします。
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講演慣れしている母に、その場をごっそり持っていかれそうで嫌な予感がしていますが、初めての出張トーク&サイン会を一人ではなく母と一緒に、というのは、やっぱりとても心強いです。
母はちひろ美術館・東京で副館長をしています。講演では、いわさきちひろの絵本や人生を通じて、平和としあわせについて話しています。シングルマザーで4人子どもがいるので、仕事をしながらの子育てについても話したりしています。
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仕事をしているときの母は最高にかっこいい。
普段はかなり傍若無人で、いわゆる”日本の良き母親像”とはるかにかけ離れた人物だけれど、少なくとも外で講演している時、原稿を徹夜で書いている時はやっぱりかっこいい。
すごい田舎で、少人数で、講演料が手作りのお菓子や手縫いの携帯ケースだったとしても、母はお金がたくさんもらえる大きな会場で話すのと同じように全力で心を込めて話します。
若い人にもお年寄りにも、まだほんの小さな子どもにも、母は毎回全力投球。
どんなに読者が少ない草の根活動の印刷物であったとしても、頼まれた原稿は納得いくまで何度も何度も書き直し続けます。
この前は、夜も更けて、さすがの母もとうとう煮詰まって「昔の原稿を焼き直ししてやる!」なんて言ってたのに、私が朝起きて来ると、きちんと書き直された原稿がリビングの机の上にひらりと置いてあったり。
彼女の辞書に「抜くとこは抜く」という言葉は存在しないようです。笑
それは他人にも同じで、自分が死ぬほど忙しくても、頼まれるとついつい人の原稿の添削もしてしまいます。しかも超真剣に!
「もう、忙しいのに!!」と怒り狂いながらも、「メールに添付して送っておいて!何時までに返してほしいかも書いといて!」なんて言い捨てる。
職場の上司としてはずいぶん厄介な人かもしれないけれど、夜中に一人でパソコンに向かっている母の背中はやっぱりかっこよくて、それを見るとわたしの背筋もピシっと伸びるのです。
そんな母とのトーク、ご興味のある方はみやがわ書店さんまでお電話にてお申し込みください。
電話番号は0596-22-4317です。