トットちゃんの終戦記念日

今日は、トットちゃんこと黒柳徹子さんのトークと、東京フィルハーモニー交響楽団のコンサート『ハートフルコンサート2009』に行ってきました。

黒柳さんと東京フィルハーモニー交響楽団が毎年8月15日の終戦記念日に開催する、このコンサートは、今年で20回目だそうです。

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「戦争で亡くなった方、傷ついた方、今でも傷ついている方たちへ」という言葉からコンサートは始まり、、、
第一部はバイオリニスト宮本笑里さんの演奏。
4曲弾いたのですが、最後の曲リストのハンガリー狂詩曲2番は、なんだかクイーンの曲を聞いているような高揚感!すばらしい演奏でした。
それにしても黒柳さんの司会が本当に天才的。クラシックのコンサートでも、お行儀良くしなくていいのはこのコンサートくらいかもしれない。
第二部に、小森昭宏さん作曲の黒柳さんの音楽物語「窓ぎわのトットちゃん」
窓ぎわのトットちゃんがベストセラーになったとき、映画化や舞台化と、ありとあらゆるお話がきたというのだけれど、黒柳さんは、「トットちゃんの世界はみんなの頭の中にイメージがあるのだから」と言って全てお断りしたそう。いわさきちひろさんの子どもの絵だけで十分なのだとか。
けれども、音楽なら、想像の余地を狭めない!ということで、窓ぎわのトットちゃんのテーマが誕生したそうです。
トットちゃんのテーマに合わせて、大人になったトットちゃんが、ゆっくりと語りだします。
朗読のはじまりはじまり。
手を叩いても、一緒に歌っても、好きな場所で大笑いしてもいい、そんな音楽会。
トットちゃんが小学校一年生で退学になったエピソードから、小児麻痺の泰明ちゃんのエピソードや、電車の教室が学校にやってくるくだり、九品仏での畑の先生の授業。
オーケストラの方々は、いつものタキシードを脱いで、トットちゃんの話に出てくるチンドン屋さんに扮したり、畑の先生(お百姓さん)に扮したりで、大忙し。
もう全部知っているお話なのに、音楽とトットちゃんの語りに、何度も大笑いしたり、大泣きしたりで、こちらも大忙しです。
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こんなに子どもたちの可能性を信じ、愛した学校、トモエ学園が、アメリカの戦闘機B29の落とした焼夷弾により焼けてしまうところで、トットちゃんの子ども時代が戦争のさなかであったことを思い出します。
焼ける学校を見ながら、校長先生は「こんどは、どんな学校を作ろうか」と言ったところでお話は終わりました。
校長先生は、子どもが子どもとして生きられる世の中を、決してあきらめなかったのです。
トットちゃんの音楽を作曲した小森さんのコメントで、トットちゃんと同世代でありながら、全く違う子ども時代を送っていた、と書いてあるのを読んで、胸が痛くなりました。
窓ぎわの〜、トットちゃん〜♪窓ぎわの〜、トットちゃん〜♪
誰だってー、窓あけてー、お空がーみたーいのー♪(トットちゃんの歌)
空から爆弾が降ってこない しあわせ。
お母さんに抱っこしてもらえる しあわせ。
海のものと山のものが食べられるしあわせ。
子どもが子どもらしく、生きられる しあわせ。
それは、戦火の中では、手に入らない しあわせ。
来年もまたやるので、ぜひ。
16日14時から、テレビ朝日で、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんのネパールの報告番組をやります。見られる方はこちらもぜひ。